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LLPの作り方(1)設立前の情報収集

2006.08.22 LLP設立 C(2) TB(3) このエントリーを含む「はてなブックマーク」 この記事を「livedoorクリップ」! 「Yahoo!ブックマーク」に登録

写真レビューポータル「MONO-PORTAL」運営母体として、岩田さんと共同でLLPを設立する。5年前に「ドメイン取得」感覚で有限会社を作ったことがあるのだが(その時の日記)、どういうわけか、ずっと手続きが簡単なはずのLLP設立のほうがちょっとわくわくする。

せっかくなので、リアルタイムにその経緯をブロギングしていきたい。


LLPとは?

「どこのプロレス団体かと思ってしまった」というコメントももらったが、正直、自分も「LLP」という言葉を知ったのはつい最近。きっかけは、ちょーちょーイケメン保田氏からの退職メールだった。

●関連記事:ワクワク経済研究所LLP設立(ちょーちょーちょーいい感じ)
 
 
なんすか、それ?
(「ワクワク」って言葉いいよなあ・・・めっちゃ共感!)
 
 
って感じで興味もって、即本屋さんへ。

写真

↑イラスト満載で一番わかりやすそうなこの本を買った。

正式名称は「有限責任事業組合」だ。
海外では以前からあったようだが、日本ではまだ新しく、2005年5月に「有限責任事業組合契約に関する法律」が公布(発表)され、2005年8月に施行(開始)された。

満1年。

LLPが何なのかは、本とかこんな解説ページを見てもらえたらと思うが、ざっくり自分が理解したところだと、だいたいこんな感じみたいだ。

・法人ではない
・個人同士、企業同士が提携(アライアンス)して何か事業・プロジェクトを行う際に、結構便利
・課税は各メンバーにかかってくるので、経理面で楽
・いろいろ、けっこう自由

●参考書籍(個人的にはこの2冊がおすすめ):

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具体的な活用事例は、こんな感じだ。

岩 「和田さん、こんなサイトどう?」
和 「へー、岩田さん、ナイスアイディアじゃん。やるやる。一緒にやらせて!」
岩 「システムは全部任せて」
和 「頼もしいなあ。じゃ、自分はコンテンツ作ったりするよ」
岩 「うまく役割分担できるね」
和 「広告も入れよう。収入は折半で」
岩 「OK」

なあんて軽い会話で「MONO-PORTAL」というサイトを作った。
既にいくつかリアルイベントを企画したりしているし、いずれ広告も入れたい。ラッキーなことに、なぜかTVでもイベントが紹介(?)され、今月発売の「月刊ネットショップ&アフィリ」でも、見開き1ページ半で紹介されている。

単なるサイトなら、2人の個人の共同運営という形態でもいいけど、「広告をとりたい」などとなった時にちょっと面倒になる。

儲けよりは「信頼」重視の2人なので、和田─岩田間で金銭トラブルが発生することは全く想定していない。ただやはり、対外的な面を考えると「個人」の看板のままはあまり適当ではなく、2人を束ねる何か「看板」がほしい。

さらに、いずれMONO-PORTALを大きく育てていこうと思ったら、2人に足りない能力を持ったメンバーを増強していきたいと思う可能性もある。そうなると、「収益は折半」という信頼ベースだけで進めてゆくのは好ましくない。

和 「でも会社作るってほどじゃないしね」
岩 「うん」

そんな時にぴったりなのが、この「LLP」だ。


LLPの設立は簡単

設立に必要な最低コストは6万円。
LLP登記にかかる登記免許税の金額だ。

もちろん、専門家に書類作りとか頼めばそのコストもかかってくるが、本を読む限り、自分でできちゃいそう。有限会社も自分で全部書類揃えているので、LLPも全部自力でやっちゃおうと思う。

2人で設立なら、1人3万円。
6人で設立なら、1人1万円。

そんなに大きな金額ではない。


LLP本体には税金がかからない

たとえば、岩田さんと自分で、「株式会社」を作るという方法もあるだろう。
実際、新会社法施行後の今、株式会社を作るのは結構楽チンだ。ただ、株式会社を作ると、その後が結構大変になる。決算、納税、取締役会の議事録、いろいろな届出などなど。

特に納税。

100%その事業に特化するならいいけど、自分も岩田さんも、ほかにいくつか収入源がある「個人で仕事をしてきた人」だ。それぞれ、有限会社化もしている。いまさらさらにもうひとつ会社を作るのは面倒くさい。

LLPは「法人」ではないので、そこには課税されない。
LLPの収入は、各メンバー(組合員)に分配され、各メンバー毎に課税される。
「構成員課税」「パス・スルー」と言われるらしい。
損失がでた場合にも、それは各メンバーがそれぞれの所得と通算して処理できる。

確かに「個人間の提携(アライアンス)」に適した形態だ。


柔軟な組織

これも大きなメリットのひとつ。
詳しくは本を読んでもらえたらと思うが、損益をどう分配するか、組織の意思決定をどう行うかなどは、「組合契約書」を自分たちで作って、それに従えばいい。株式会社みたいに「株主総会」「取締役会」設置も必要ない。

このあたりも、今回自分たちが作りたいと思った組織の形態にぴったりだ。

やりたいことがある人達、作りたいものがある人達、そういう人達が何か「組織」を作る場合に、「管理コスト」がかかってしまったり、それにやたら時間をとられて、「本来やりたいと思っていたこと」にさく時間が減ってしまうのは好ましくないから。


デメリットは「法人格を有していないこと」

たとえば、「新規事業を起こして、資金調達をして、株式公開」なんて路線を目指すなら、LLPではない。あくまでLLPは“組合”にすぎず、資金調達も難しい。与信もちょっと・・・。銀行口座を作る時も、「○○○有限責任事業組合 組合員○○」といった名義での口座開設になる。
 
 
+++
 
 
詳しいことを知りたい方は、本がいろいろでているので、一冊読んでみるといいと思う。
自分もまだしっかりは理解できていないけど、LLPってなに?(ちょーちょーちょーいい感じ)に書かれているように、結構面白い形態だと思う。

稼いだ利益をパートナーで山分けする感じです。専門色の強い職業の人たちのプロフェッショナル集団としては使いやすい組織形態だと思います。

さあ、これからLLP設立の書類作り。
ちょっとわくわくしてきました♪



コメント

ふ~ん、新しいネットのシステムの名前かと思ったら現実社会における組織形態のことなんだね。それなら興味あるかも。時間ができれば本読んでみたいです。

投稿者: はりま (2006.08.23 10:19)

はりま、
> ふ~ん、新しいネットのシステムの名前かと思ったら
そんな感じだよね。組合の種類の略称とはまったく思わなかった。本まで買わなくても、いろいろ関連情報サイトがあるみたいなんで、今度ここでも、参考になりそうなものを紹介しときますね!

投稿者: わだ (2006.08.24 01:21)





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会社と共に活動できるする安心感!から伸び率が違います。初心者の為にサポート体制も充実してますから伸び率が違います。縁故募集ではありませんが、トップポジションそのわけは・・・?資料請求お待ちしています。(2006.08.23 07:27)
LLPの作り方(1)設立前の情報収集というエントリーより。 正式名称は「有限責任事業組合」だ。海外では以前からあったようだが、日本ではまだ新しく、2005年5月に「有限責任事業組合契約に関する法律」が公布(発表)され、2005年8月に施行(開始)された。......(2006.08.23 11:03)
一冊の本を送っていただいたので読んでみました。これがすこぶる面白い。 ここ2年くらいで、ライブドア問題やその他、いわゆる経済ニュースが一般紙誌にも頻繁に取り上げられるようになって、マーケットに関わる人以外でも、ベーシックな知識を備えることのニーズが高まっているように思います。だからこれらの事象をかみ砕いて伝えられる等身大の伝道師が必要なのです。 ...(2006.09.16 16:59)
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和田 亜希子

利根川流域に生息するアラフォー独女。ニッチなテーマで小さなサイトを作る「ミニサイト職人」で、主に運営サイトの広告収入で生計たてるようになり早10年経ちました。「パソコン一台携え、旅しながらサイト運営で生計立てる」ベドウィン・モバイラーの夢まであと一歩。大切にしたいのは「好奇心」と「向上心」。うさぎは2011年の干支、ヘビ年バージョンはこちらです。(詳細

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