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クアラルンプールからランカウイ島へ(2)

写真せめてガイドブックの一冊は必要だったなあと後悔しつつ、手探りで移動するしかない。ひとり旅行中は、凹んだり自己嫌悪に陥ったりしてると確実にダブル・トリプルで穴に足突っ込んで転ぶと経験済みだ。

なので「ガイドブックなしで鉄道とかフェリー乗って移動したほうがきっと地元の人と交流できるさ!」と開き直ることにした。

ひとりで歩いている女性を捕まえては

「この切符はこの列車でいいの?」
「この車両のこの座席であってるかしら?」
「アロースターに行きたいんだけどこれで大丈夫?」

といちいち確認作業。

写真

マレーシアの人は本当に親切だ。
その上多民族国家ゆえだろうか?10代20代の若い女性に話しかけると、自分なんか比じゃないよな実に流暢な英語が返ってくる。

いきなり声かけられても戸惑うこともなくにっこり微笑んでくれ、別れた後も心配して、もいちど戻ってきてくれたり。海外でこんな素敵な笑顔に連発して会えることもあまりないので正直感動した。

そして社交的。
隣の席になると、すぐ「どちらまで?」と声をかけてくる。他の座席を見ていても、単身の乗客同士がすぐ打ち解けて、何十分も話に盛り上がっている光景が展開していた。

車両もきれいだった。
座席は、日本だと普通のローカル列車並みの作りだが、それなりにリクライニングするので、頑張れば眠れるだろう。

写真

席は指定。実は寝台/コンパートメント車両も連結していたことを後で知ったが、チケット売り場で聞かれなかった。売り切れていたのかもしれない。

列車はかなりにぎやかだ。

1時まわるころまで、あちこちで携帯の音が鳴り響くは、音楽をスピーカーでかけている人はいるわで、まったく落ち着かなかった。電車自体のゆれと騒音もなかなかすごい。あと寒かった。フリース着てちょうどいいくらい。

夜行列車で大きな荷物と移動することに不安を感じていたが、自分の席のすぐ上の棚に乗せられるし、車内の電気もずっとつきっぱなしだし、他の乗客をみても、普通に荷物やパソコンを席においたままトイレにたっていたりするので、特に危ないことはないのかもしれない。

女性ひとりの乗客も、自分の前後横だけでも3人いた。

写真

そしてまだ外は真っ暗な翌朝7時、
アロースターに到着した。

アロースターは、空港もある州都。
きっと駅前にはツーリストインフォメーションもあるだろうし、手頃なビジネスマン向けのホテルなんかも立ち並んでいるはず。

疲れてるから、適当なホテル予約して部屋に転がり込もう。

そう思って電車を降りて愕然とした。

写真

> 続く



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和田 亜希子

利根川流域に生息するアラフォー独女。ニッチなテーマで小さなサイトを作る「ミニサイト職人」で、主に運営サイトの広告収入で生計たてるようになり早10年経ちました。「パソコン一台携え、旅しながらサイト運営で生計立てる」ベドウィン・モバイラーの夢まであと一歩。大切にしたいのは「好奇心」と「向上心」。うさぎは2011年の干支、ヘビ年バージョンはこちらです。(詳細

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