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中国ソーシャルメディア入門(6)ソーシャルメディア“やらない”リスクも

2013.05.17 中国インターネット事情 C(0) TB(0) このエントリーを含む「はてなブックマーク」 この記事を「livedoorクリップ」! 「Yahoo!ブックマーク」に登録

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(写真は「日経ビジネス 徹底予測 中国ビジネス2013」)

今年2月から中国で生活を始めているのだが、多くの知人に「よく行くね!」と驚かれた。昨年夏に日本のテレビでさんざん流れた反日デモの記憶はまだ新しく、北京の大気汚染PM2.5問題に加え鳥インフルエンザの人感染まで発生してしまった(自分が出国する時はまだH7N9型鳥インフル問題は発生してなかったです)。

拡大する中国の消費市場を狙え!ということで、日本企業の中国本格進出もここ数年勢いづいているが、いったん様子見となったところもあるのかもしれない。

特にソーシャルメディアは「炎上」リスクもあるため、
躊躇している企業も多いだろう。

ただ山本氏は「“やらない”リスク」もあると語る。

確かに炎上はあります。うっかり失言をしてしまったり、製品に対するクレームが微博アカウントに寄せられてしまうなども。遺伝子組み換え原料の疑惑などが盛り上がって、微博上で広がってしまったということもありました。放置していたらどんどん広がってしまうだけなので、その前に手を打たないといけません。

ただそれは、微博を始めたことによるリスクなのでしょうか。以前、ある企業の会社名や製品名で微博内のつぶやきを検索してみたことがあります。 30%くらいはネガティブな内容でした。その企業は微博アカウントを持っていないのでどうしようもありません。完全放置状態です。中には誤解に基づく批判もあるわけで本当にもったいない話です。

仮に企業側に落ち度があるのであれば、きちんと謝罪をし誠意ある対応をすることで企業イメージは逆にプラスの方向に変わります。また誤解によるものだった らそれはきちんと説明をしていかなくてはいけません。製品への好評価などいいことをつぶやいてくれている人がいれば、それを転送することでプラスをさらに 広めることもできます。

リスクを恐れてアカウントを開かないよりも、開いちゃうほうがリスクはむしろ抑えられるんじゃないかなと思います」

担当者としてはこんなリスクもあるだろう。
社内で根回しし、体制も整え、ようやく企業アカウント開設に至ったものの、蓋を開けてみたらフォロアー全然つかず。閑散とした中で毎日つぶやき続けなくてはいけない・・・というのは正直かなりしんどいものがある。

既にここまで盛り上がっている微博で、今からいち日本企業がアカウント開設したところで、フォロアーを集めるのは結構大変なんじゃないだろうか。

そうですね、いくらいい情報を発信しても、まずは見てもらわないことには始まりませんし、ある程度のフォロワーがいなければ拡散も期待できません。情報発信の「質」とともに「量」も重要です。

微博には企業が無料で利用できる「微博プロモーション」もあるので、そうした広告も上手に使ってフォロアーの数を増やしていく必要があるでしょう。プレゼントキャンペーンを実施したり、アンケート機能を使って拡散を促すのも手です。ただ最も重要なのは、役 に立つ面白い情報を発信し続けてゆくことで、フォロワーを増やしかつ見てもらうということです。その本質を大事にしながら上手く拡散させるテクニックも駆 使していくと。

最後に中国への本格進出、そして微博運用について
「タイミングはいつがいいのか?」という質問をしてみた。

尖閣反日の問題などもあり、「チャイナプラスワン」で東南アジアにも拠点をという流れがあると思いますが、どちらかというとそれは製造拠点という話ですよね。市場としてみた時にやはり断トツ大きいのは中国です。進出にあたってはいろいろ課題もありますが、それで躊躇しつづけるのではなく、ここ中国に来て、課題をひとつずつ解決して、どうやって成功させるかを考えたほうがいいと思うんです。

大事なことはやはり『現場に来ること』ではないでしょうか。日本から見ていても、情報の偏りもあってわからないことが多いと思います。反日デモの時、 日本のテレビだと暴徒化して日系百貨店が破壊される映像だけが非常にクローズアップされましたが、実際に住んでいる私たちの感覚では、そうした動きはごく 一部にすぎません。

来てみないとわからないと思うんです。現場に来て、自分の目で見て耳で聞いて、あとは旗を立ててしまう。『こういう風にやります!』と。旗を立てることで集まってくる情報もあります。

基本的に日本企業の製品やサービスの質は非常に高いので、優秀な人材を送り込んで、本気で勝負すれば勝てると思います。
いつがベストタイミングなのかという質問でしたが、やはり常に『今でしょ!』。リサーチを続けるのではなく行動に移すことです。

B2Cで中国市場を狙うなら、企業と消費者の間のコミュニケーションインフラとして定着している「微博」の活用はもはや必須。既に多くの日本企業や自治体が運用を開始し、成果も収めている。

今回山本氏の著書を読ませていただき、また直接お話しも伺いあらためて思ったのは、中国市場に進出しているあるいは進出計画中の日本企業は早く中国でのソーシャルメディア活用を検討・開始すべきだということ。成功している企業や自治体のアカウントを眺めながら、いつか自分自身も、企業の微博アカウント運用を担当してみたいなという気持ちにさせられた。

興味ある方は、ぜひ一度、山本氏の書籍を読んでみていただけたらと思う。


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山本様、お忙しい中お時間をいただき、本当にありがとうございました。

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和田 亜希子

利根川流域に生息するアラフォー独女。ニッチなテーマで小さなサイトを作る「ミニサイト職人」で、主に運営サイトの広告収入で生計たてるようになり早10年経ちました。「パソコン一台携え、旅しながらサイト運営で生計立てる」ベドウィン・モバイラーの夢まであと一歩。大切にしたいのは「好奇心」と「向上心」。うさぎは2011年の干支、ヘビ年バージョンはこちらです。(詳細

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