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生活感もあるほのぼのした古い街並み「大理古城」

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中国語で街は「城市」、古い街は「古城」という。
雲南省で最も有名な古城は、世界遺産にもなっている麗江(リージャン)だが、他に大理・シャングリラも観光客に人気の古城がある。

残念ながらシャングリラの古城は1月11日に大火災で大半が焼失してしまったけど。

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この日は本当に天気がよかった。
空気汚染が最大の社会問題になっている中国だけど、私が住んでいた海南島、そして雲南省とチベット自治区は非常に空気がきれいだ。

泊まっていたユースホステルが北門近かったので、北門から歩くことにした。

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北門は無料で登ることができる。
少し離れた山岳地帯(蒼山)の峰は雪をかぶっている。

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そして古城も眼下一望。

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環境意識の高まりもあるのか、もしくは助成金が大きいのか、太陽光発電機を屋根の上に設置している建物が非常に多い。

別の場所で高台にあがった時も、見渡す限り屋根の上は太陽光発電機だった。

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メインストリートは、北門と南門を結ぶ復興路。
北門付近は観光客向けの店が少なく、また朝早かったこともあり、歩いているのは地元の人が大半。

大理石の産地でもある大理は、もともと南詔国・大理国の都だった場所でこのエリア一帯の政治・文化・経済の中心地。今も少数民族ペー族の住む都市だ。たしかチンギスハンに攻め込まれて滅亡したのが大理国だったよなとか、高校の歴史の授業で習ったことを思い出した。

古城内にもペー族中心に約2万人が住んでいるという。通勤途中のOLさん風な人もいれば、数は少ないが民族衣装をまとった年配の人も。

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中国の古い街並みは完全に観光化してしまっている場所も多いので、古い建物がこうして残り、かつ生活感もある場所というのはいいなあと。

ちなみにこの写真に写っている建物は病院だ。
朝早くから多くの人が出入りしていた。

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お店も、靴屋さんとか洋品店とかおもちゃ屋さんとか。

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ユースホステル前にあった教会。

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建物は実際に古そうなものが多い。
(古城内の伝統的スタイルの建物でも、実は最近作られたというものが観光エリアには非常に多い)

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ぺんぺん草いっぱい生えているけど、その下は携帯ショップ。

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南下していくと横道に「洋人街」の門。

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このあたりから南門にかけては、観光客向けの店が延々と立ち並ぶゾーンだ。

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洋人街のカフェバー。
外国人観光客にもわかるよう、英語表記もされている。

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10時近くなると人も多くなってくる。
といっても団体旅行の人達はまだおらず、個人旅行で来ている人が中心だ。
(お昼過ぎは団体旅行客がひしめき合い、すごいことになった)

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南門に行く途中にある五華楼。

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大理では見たことない食べ物も結構多い。
これは薄く拡げたクレープ状の生地を揚げたものらしい。食べそびれちゃったけど。

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そしてやっと南門に到着!

大理の古城は一辺約3キロの正方形で、ぐるっと城壁に囲まれている。なので復興路も、お店覗いたり横道ちょっと入ったりしながらのんびり歩くと、だいたい1時間くらいで北門から南門まですべて見ることができる。

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南門の外にはインフォメーションセンターも。この一角が列車(火車)・長距離バス(汽車)チケット売り場になっていた。私も翌日のシャングリラ行きチケットをここで購入。

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雲南土産いろいろ。
ここで売られているのは大理特産ではなく雲南全般のもの。

・プーアール茶
・雲南小粒珈琲
・雲南十八怪(18種類のお菓子セット)

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民族風なアクセサリー、洋服もたくさん。

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布でできたランプシェードも非常にそそられる。
(同じものは昆明のお土産屋さんエリアにもある)

雲南省は今も少数民族が多く住む地域。山間部に同じ民族だけで固まって住んでいる集落が点在している他、大理や麗江、シャングリラなど大きな町でも、住民の多くが少数民族だ。

日本人から見るとどこか東南アジア風な原色たっぷり使った鮮やかな配色・デザインのものが多い。

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博物館は残念ながら一時閉館中。
ただ敷地内にある書林は見学できる。

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メインストリートだけでなく、そこから東西に延びる道も気になったら入ってみよう。また違った風景が広がる。

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その中でも特に賑やかなのは人民路。
復興路から人民路の東側に入ると、こんな感じで店頭の階段に野菜やキノコ類、魚など食材をたくさん並べた店がいくつもある。

このスタイルは、大理以外では見ていないかも。
地元食材を使った料理が食べられるとのこと。

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棒の両端に籠をぶら下げ、野菜を売っている人も結構多い。

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肉を塩漬けにして干して熟成させているもの。
冬になると一斉にこれを作るのだと、雲南人の知合いが話していた。

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人民路からさらに小道を入ったところに天主堂がある。

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この天主堂がとっても中国風。
そのすぐ前の日向では、椅子に深く腰掛けて気持ちよさそうに眠るご老人。

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古城内に二か所もの教会。
いつの時代のものだろうか。ヨーロッパの宣教師がここまで布教にきていたのだろうか。

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人民路をしばらく東に向かって歩きつづけると、歩行街が終わり、車も通れる普通の街にでた。

大理古城は、復興路とその両脇の道をのぞくと、今はこんな感じの現代風な街並みになっている。

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人民路の西側では、もうひとつ別のユースホステルを発見。こちらも雰囲気よく、観光にも便利そうだ。近くにはカフェバーもたくさんあるし。

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歩き疲れたので、人民路のカフェに入ることに。
お昼前だったこともあり、客は誰もおらず。

ほっそりしたマスターが迎えてくれた。

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全面木でつくられており、雰囲気ある。
カウンターもあり、夜はバーになるのだろう。

電源も使ってOKとのことだったので、カメラやスマホのバッテリー充電など。

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ここの本棚でなんと日本語のガイドブック発見!
地球の歩き方とJTB自遊自在だ。

しかも92年版・95年版。
私が大学生の頃のものだ!!!

懐かしくなってページをめくった。
高度経済成長でがらり変わってしまう前の中国のことがそこにはたくさん書かれていた。

当時はまだ、外国人と中国人では、観光地の入場券の値段も列車チケットの値段も違い、外国人専用の兌換券もあった(95年版では廃止になったと書かれている)。観光地開発が進んだのもここ10年のことだ。

大学では世界旅行研究会というサークルに入っていたので、中国に旅行に行った先輩や同期の帰国報告会で当時の様子をよく聞いていた。

覚えているのは、一日中「没有(メイヨー)」を聞かされたという話。
店にいってもレストランにいっても、店員に商売っ気が全くなく、眉間にしわ寄せて「没有(メイヨー)」と面倒くさそうに言われ門前払いされた話など。

今のように縦横無尽に鉄道網・高鉄(中国版新幹線)が張り巡らされていた時代ではなく、切符を買うのも大変だったという(今はネット予約で簡単♪)列車の中もかなりカオスな状況だったようだ。

ガイドブックには、大理近郊のマーケットの話も載っていた。大理周辺の少数民族が農産物や家畜、工芸品などを持ち寄ってお互いに売買する大きなマーケットも開かれていたという。みな民族衣装で必見とあるが、きっと今はもうないか、あってもかなり様子が違っているのだろう。

この時代の中国に来ておくべきだったなあと。

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人民路の西側の通り。
このあたりの建物も非常に年季入っている。

どこか宿場町のようだ。

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お腹もすいたので食堂に入ることに。

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店の前にならべられたプラスチックケースの中身はこんな感じ。

雲南はキノコの特産地。
日本への松茸輸出も多い。

他にザリガニなどもいた。

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入口で客引きしていた女の子に地元料理のおススメを聞くと、「白族なんちゃら」と書かれているのが、地元ペー族の家庭料理(家菜)だという。

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茄子好きなので「白族風味茄」を注文。

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これが大正解。
かなり巨大な茄子だったようで、辛すぎることもなくご飯にもよくあう料理だった。油を大量に使う中国家庭料理では、油との相性が抜群の茄子料理がまず失敗ない。街中の食堂で何を頼むか悩んだら、毎回茄子にしている。

奥の木桶はご飯。
たっぷり入ってでてきた。このご飯も中国では珍しく、かなり粘り気のある日本人好みのお米だった。

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巨大な図書館。

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その前の広場では、お年寄りが集まってトランプや碁など。

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中国中のあちこちで見られる風景。
お年寄りが家に閉じこもってしまうことなく、こうしてトランプしたり運動したり、おしゃべりしたりしてのんびり老後を過ごしている。

年とると定年が楽しみで仕方ない人が多い中国とそうでない日本の違いは、こういうコミュニティがあるかどうかの違いも大きそう。

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金曜日の夜には、無料で見ることができるペー族の踊りなどショーもあるそう。

麗江で友人と会う約束をしていたので、大理に滞在したのは一泊だけと非常に短かったが、ここの古城はとてもよかった。

またもう一度訪れたい場所のひとつだ。



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和田 亜希子

利根川流域に生息するアラフォー独女。ニッチなテーマで小さなサイトを作る「ミニサイト職人」で、主に運営サイトの広告収入で生計たてるようになり早10年経ちました。「パソコン一台携え、旅しながらサイト運営で生計立てる」ベドウィン・モバイラーの夢まであと一歩。大切にしたいのは「好奇心」と「向上心」。うさぎは2011年の干支、ヘビ年バージョンはこちらです。(詳細

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