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電車で出会った親切な四川のカップル

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これまでの中国の旅行でも毎回感じることだけど、中国人はとても親切。時に「いやそこまでしてくれなくても・・・」と思う程に世話を焼いてくれる。

大理からシャングリラに向かう列車の中で出会った四川省から来ていた大学生カップルもそうだった。

大理からシャングリラまでは、列車で2時間ほど。
列車は初めて乗る2階建てで、一等寝台の下段部分を「椅子席」に代用していた。

何かのきっかけで会話を始めた。
大理の旅行話や、四川省のことなども。

とても人がよさそうな男の子と、目が大きくてきれいな女の子。

最初、若い新婚旅行カップルかと思ってしまったんだけどそうではなく大学生とのこと。大学は別々で中学時代の同級生、本当にいい感じのカップルだった。

窓の外に絶景が現れればすぐ教えてくれたり、果物をわけてくれたりといろいろ気にかけてくれた。

中国は日本のような敬語の垣根はないので、年齢が倍ほど違っていても会話は友達間と違いはなく、年上だからといって特別遠慮があるわけでもなく割とフラットな関係だ。

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シャングリラの駅に着いた後、プラットホームで「よいご旅行を」といって別れた。

ふたりは今日が旅行最後の夜ということだったので、変に気を遣わせて一緒に食事でもとなってしまっても悪いなと思ったのもある。

ところが先にバス停についた二人は、古城行きの路線バスがもう終わってしまっているらしいことを知り、人込みを戻ってきて私を探してくれた。

「もうバスがないみたい。よかったらタクシーで一緒に行きませんか」

本当にありがたい。
タクシー運転手さんと交渉して少し安くもなったようだ。

私は南門近くのユース、彼らは北門あたりの宿。
おそらく私を南門で下して彼らはそのままタクシーに乗っていくのだろうなと思ったので、タクシー料金は全額私が払おうと思い、財布握って待機していた。

ところが、南門についたところで二人も降りてしまい、タクシー料金も男の子が全額払ってしまった。私に払わせてくれと言っても全く受け付けない。

「ユースの場所はどこですか?」

麗江古城内が迷路状態なので、私がたどりつけないと心配したらしい。住所もわかるし大丈夫と言っても彼らは聞かない。

「僕たちは別に予約してないので、どこでもいいんですよ」
「ユースに泊まってもいいしなあ」

遠慮する私に気を遣わせまいとそんなことを言いながら、スマホの地図を頼りに、周りの人に道を聞いたり、ユースに電話を掛けたりしながら、私をユースまで送ってくれた。

確かに麗江古城内の道は複雑で、私一人だったらかなり長時間さまよったに違いない。本当にありがたい。

案の定、ユースの建物の前まで着くと、彼らは中に入ろうともせず、爽やかな笑顔で「じゃあここで」といって去っていった。もしかしたらその後、延々と北門まで歩いていったのかもしれない。

中国ではこんな親切に出会うことがたびたび。
遠くからの旅人をもてなす土壌というのもあるのだろう。本当にありがたいことだ。



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和田 亜希子

利根川流域に生息するアラフォー独女。ニッチなテーマで小さなサイトを作る「ミニサイト職人」で、主に運営サイトの広告収入で生計たてるようになり早10年経ちました。「パソコン一台携え、旅しながらサイト運営で生計立てる」ベドウィン・モバイラーの夢まであと一歩。大切にしたいのは「好奇心」と「向上心」。うさぎは2011年の干支、ヘビ年バージョンはこちらです。(詳細

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